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<<マスターのプロフィール>>

・ネットの世界ではジアスと名乗っています。
・生まれは関西。東京から札幌に移住し、東京単身赴任を経て札幌に舞い戻った40代の勤め人
・札幌の自宅に嫁さんと娘がふたり
・趣味は酒、読書、映画、旅。特に英語の本を原書で読むのが楽しみ。

<<このサイトは>>

 私が読んだ本、観た映画の個人的な感想を中心に、仕事や日々の生活で思ったことなどをつぶやくこともあるブログです。仕事から帰って、ゆっくりグラスを傾けながら書き込むつもりですので、お読みになるみなさんもぜひ一緒に飲んでいるような気持ちで、ゆったりとお話できれば幸いです。

<<このBARの名前について>>

 "Clock in a forest"は、「森の時計」という喫茶店の名前から拝借しています。「森の時計」は、2005年1月〜3月に、フジテレビ系で放映された倉本聰氏脚本のドラマ 「優しい時間」 の舞台となった喫茶店の名前です。その店には「森の時計はゆっくり時を刻む」という倉本氏自筆の額が飾られていました。
 今のビジネスや社会は、「時間」をどんどん速く刻むことが競争に勝つための必須条件であると思えるかのような、非常に息苦しい状態になっていると思います。そんな中で生活するみなさんが、ほっと一息つけるような、そんなサイトになるといいな、というのがマスターのささやかな願いです。
 ちなみに、喫茶店「森の時計」は、ロケに使われた状態のまま、新富良野プリンスホテルの敷地内で営業しています。
























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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2009年06月06日

【移住記11】芝生のある庭は最高です

 ふと気がつくと、移住の話を1ヶ月近くしていませんでしたね。

 その間に、全国一遅いと言われていた定額給付金支給の案内がようやくやってきました。でも、税金を多少返してくれるのはまあいいけれど、こんなの景気対策にもならないばかりか、役所の事務作業に結局余計な税金をコストとして使うことになってます。地方自治体もとんだとばっちりで、トップがアホな決定をすると、下が振り回されるという典型例です。

 まあ、そんな話はもうこれ以上したくないですし。

 6月に入って、梅雨のない北海道にいて、本州に対して一番優越感を感じる季節になりましたが、今週末は残念ながら肌寒い雨が降っています。
 でも、この時期は晴れると本当に気持ちがいいです。
 わが家の庭には少し広めの芝生があって、晴れた日にはビーチチェアを芝生に出して本を読むのが夏の休日の楽しみの1つです。

 北国の夏は短いので、そのような楽しみをできる季節は短いですが、北海道よりもっと緯度が高い北欧の国の人々も、やはり短い夏をできるだけ外で過ごすそうです。
 芝生の手入れは実は大変ですが(ほとんど嫁さんがやっています(^^;;)、夕方にベンチに座ってビールを飲むのも最高ですよ!

 ビーチチェアやベンチを余裕で置ける庭も、東京ではなかなか手に入りません。札幌でも都心部では厳しそうですが、北海道の爽やかな夏を、自分のお気に入りの過ごし方で過ごせるのは、やはり移住してよかったことの1つですね。

#ちなみにこの広い庭は、冬には雪捨て場として重宝します。  

Posted by ジアス at 21:54Comments(0)北海道への移住情報

2009年05月09日

【移住記10】どこに行くにも気楽でコストが安い!

 ゴールデンウィークも終わりましたね。
 みなさんはどこかに行かれましたか?高速道路を使って遠出した方は、渋滞にはまってお疲れにはなりませんでしたか?

 私たちは今年はどこにも出かけませんでしたが、レジャーでどこに出かけるにしてもコストが安いことが、札幌に移住して良かったことのひとつです。
 思い返してみると、東京に住んでいた頃は休日にどこかに出かけるというのは、その前の準備が大変でした。泊まりがけでどこかに行くつもりなら何ヶ月も前から予約しないといけないし、休日の朝は電車も道路も混雑しています。渋滞や混んだ電車を避けるために、早起きしたり前の晩から目的地に向かったり。

 実は私はそういう苦労が嫌いです。仕事では段取りを考えて準備しなきゃいけないことが多いですから、自分の楽しみにまでそんな苦労をしたくないです。
 何ヶ月も前から予約していると、当日の天気が悪かろうが少々疲れていようが、出かけないわけにはいきませんよね。やめるのには勇気が要ります。でも、そんな思いをして出かけても、あんまり楽しめずにただ疲れただけ、そんな休日を過ごしていませんか?

 札幌に住んでからの休日は、ゆっくり起きて朝食をとりながら、当日の天気と気分を確かめて出かけても十分です。特に小さな子供を連れて移住したばかりの頃は、子供の機嫌が最優先でしたから、そんなゆるい環境が一番でした。公園だけでなく、動物園も水族館も遊園地もプールも温泉も、全部クルマで30分以内で着いてしまいますし、予約もほとんど必要なく楽しめます。

 そんなわけで、どこに行くにも気楽で、かつ宿や食事の値段も東京近辺に比べると格段に安く、北海道はどこに出かけるにしてもコストが安いです。なんたって、「毎週が北海道旅行」ですから、北海道大好きな私たちは大満足です。

 ただ、唯一のデメリットは、北海道の外に出るにはコストが高いことです。
 そんな私は札幌に帰ってきた今も、仕事で毎週北海道の外に出てますが(笑)、費用は会社持ちですから(爆)。
  

Posted by ジアス at 23:03Comments(0)北海道への移住情報

2009年04月30日

【移住記09】いまどきの一家団欒

 ゴールデンウィークに入りました。

 が、わが家は今年は出かける予定もありません。
 まあ、私の仕事はGW関係なく普通に出勤しているせいもありますし。

 嫁さんが例の高速道路1000円のニュースを見て、「うちもETC買わないと!」って言っていましたが、「高速乗らないでしょ?意味なし!」と一蹴(笑)。当分、高速に乗って遠出する予定もなく、ETCを通じて天下り役人を儲けさせる悪だくみにはわが家はまだ乗りません。

 札幌に帰ってきたおかげで、家族で過ごす時間は久々に増えましたが、一緒に夕食を食べた後、同じ空間を共有しながらも、リビングで思い思いのことをしている、というのが最近のわが家の風景です。
 以前は一緒にみんなでおしゃべりしよう、ゲームでもしよう、なんて子供の相手をして何か共通のことをしていることが多かったのですが、子供たちが大きくなって自分の意志を持ち始めると、TVを見たり、本を読んだり、絵を描いたり、ゲームをしたり、あるいは勉強してたり、と日によっていろんなことをしています。
 私たちもそんな彼女たちに無理に何かあわせるのでもなく、のんびりお酒を飲んだりしながら、日によってTVを見たり、話をしたり、ブログ書いたりしています。

 一家団欒の「団欒」って、本当は車座に集まって和やかに楽しむことらしいですが、別にみんなで何か同じことをするんじゃなく、バラバラのことをしていても、同じ空間にいられる広さがあって、そうやって同じ空間にいることが心地よい、そんな感じで十分じゃないかなあって思います。少なくともそんなリビングの暖かさがわが家にはあります。
 この空間が物理的に狭いと、食事が終わるとそれぞれの個室に籠もってしまい、そんな毎日を過ごしているとやがて家族の心が離れていってしまうんじゃないかな、なんてことを考えます。

 北海道にきて、十分に広くて快適なリビングで毎日を過ごせることって、とても幸せです。
 さっき、珍しくソファでうたた寝している上の娘の寝顔を見ながら、ふとそんなことを思っていました。





   

Posted by ジアス at 23:08Comments(0)北海道への移住情報

2009年04月23日

【移住記08】北海道の家の暖房事情

 今日の札幌はまた冬に逆戻りしたかのような寒い日でしたが、家の中にいるとどこにいても快適です。
 結局、東京に単身赴任して2回の冬を越しましたが、本州育ちの私も久々に東京の冬を体験して、部屋の寒さに閉口しました。真冬の氷点下の札幌に帰ってきても、家の中は暖かく快適なのが最高でしたね。

 「朝、寒くて布団から出たくない」とか、
 「こたつに入っていて背中が寒い」とか、
 「風呂の洗い場やトイレの中が寒い」とか
 札幌に引っ越してから忘れた嫌な感覚が東京では全部よみがえってしまいました(TT)。

 このような現象が起きるのは、局所暖房で特定の部屋だけをストーブで暖めるからですね。北海道の家は、外が寒いので昼間でも暖房を切るとすぐに冷えてしまうため、家の中に寒暖の差ができるだけ設けないようにと考えます。
 外の冷気を遮断し、家の中の暖気を外に逃がさないように、断熱材や2重窓を駆使し、その一方で家の中の部屋をまんべんなく暖めます。

 最初に住んだ賃貸アパートは、リビングに大きな灯油ストーブがあり、部屋の中の全ての扉を開け放しておけば、トイレや風呂に至るまでどの部屋も快適でした。(もちろん使用時は扉を閉めますよ(笑)。)
 いま住んでいる一軒家は、さらに進化してセントラルヒーティングです。さすがに1台のストーブで暖まる広さではないので、ボイラーで暖めたお湯を家の中の各部屋に回して暖めています。
 どちらの家も燃料は灯油ですが、いちいちガソリンスタンドに買いに行ったりはしません。雪の積もった真冬でも、灯油を満載したタンクローリーが巡回してきて、屋外にある灯油タンク(ちなみにわが家は50リットル)に給油していってくれるので、何の面倒もありません。

 ちなみに部屋を借りるなら、本州では角部屋が人気ですが、北海道では両側に人が住んでいる部屋を借りた方が良いです。理由は簡単で、角部屋だと外の冷気に触れるので暖房効率が悪いからです。さらに、できれば1階よりも、下に人が住んでいる部屋の方がいいですよ。これも理由はわかりますよね。下の部屋の暖かい空気は上に上がりますからね。集合住宅のメリットを生かして暖房コストが安くつけましょう。
 そういう意味では高層マンションは上記の灯油暖房が使えず、ガスか電気暖房になるので高くつきます。
 北海道では灯油が一番コストの安い暖房燃料ですよ!
  

Posted by ジアス at 21:18Comments(0)北海道への移住情報

2009年04月18日

【移住記07】引っ越す季節は春か夏がお勧め

 本州から北海道に移住して最大の不安はやはり冬でした。
 1年の半分が冬で、そのうち4ヶ月は雪がある生活ですから。最近は暖冬のせいか、雪があるのは12月半ば~3月半ばの3ヶ月ぐらいかと思いますが、移住して13回の冬を越えて、11月の中旬に根雪になった年もあれば、4月に新学期が始まってから大雪が降ったこともあります。

 雪が積もることはめったになく、あってもその日のうちに溶けてしまうような冬をずっと過ごしてきた私たちにとっては、真冬に何メートルもの雪が積もっているようなところで普通の日常生活が送れるのか?外に出られずに家に籠もりっきりになってしまうのではないか?という不安はありました。
 でも、北海道の人は冬でも普通に仕事や買い物に出かけているのですから、そんなことは杞憂のはずです(笑)。きっとどうにかなるはずです。

 とにかく北海道にきて冬を越して、慣れることが一番だろうと。
 一戸建てが目標としても、まずは賃貸の部屋を借りて2~3年住んでみて、北海道の事情をよく理解してから一戸建てに引っ越そう、というのが私たちの戦略になりました。今から振り返ってみると、自信を持って「いい家」と言える今の家にたどり着くまでには、この間に学んだことが多いです。1つは北海道の住宅事情について、そしてもう1つは私たち自身が望んでいるライフスタイルについて。

 そうして私たちは6月に、転職先も引っ越し先も決めて、札幌にやってきたのです。夏になったのは私の仕事の理由が大きいのですが、タイミング的にも、引っ越ししていきなり冬というより、北海道の一番いい季節を先に体験して、少し生活に慣れてから冬を迎えることになり、気持ちにいくらか余裕があって、結果的に良かったと思います。今後移住を考えられている皆さんにも、できれば春から夏の間にお引っ越しされることをお勧めしたいと思います。
  

Posted by ジアス at 21:51Comments(0)北海道への移住情報

2009年04月17日

【移住記06】子供を育てる空間に投資する

 持ち家がトクか賃貸がトクかという話、よくマネー雑誌なんかでも特集されていますよね。別に北海道に移住しなくても、ローンを組んで借金してでも家を買うか、ずっと賃貸で住み続けるかは人生の大きな選択肢だと思います。

 私たちの移住の動機は「マンションでなく一軒家」だと最初に話した通り、この点についてはもう明確な結論を私たちは出していました。

 実は、経済的な観点から考えると、私も賃貸の方が有利だと考えています。大きな借金をして家を買っても資産価値は上昇どころか下落する可能性が高いですし、固定資産税などの税金負担も高いうえ、簡単に住み替えられなくなるなど、固定資産を抱える方がリスクが高いという指摘はごもっともでしょう。ただ、それ以外の観点から考えると違うものが見えてきます。

 私たちも夫婦2人の共働きの時は、あまり日当たりの良くない狭い部屋でもさほど気になりませんでした。それが子供が産まれると広いスペースが欲しいと考えるようになります。

 結果的に、神奈川の12坪の賃貸マンション→長女1歳の3人家族で札幌郊外の18坪の賃貸アパート→次女3歳の4人家族で40坪の一軒家と移り住んだ過程で、一番良いと思ったことは、「家の中に余裕のスペースがあること」でした。
 スペースに余裕があることが、心のゆとりにつながるということを、私たちは実際に広い家に住み替えていく中で実感しましたし、それに投資する価値は大きいということを結果的に知りました。

 家族と過ごす時間は後から取り返すことはできません。子供が小さいうちの楽しい時間を、自分たちの好きなように使える余裕のあるスペースに投資すると考えれば、地方の一軒家に投資するのが最も価値のある選択だと考えたのです。
 また、マンション購入は眼中にありませんでした。賃貸に比べてもあまり広くなる可能性はなさそうでしたし、阪神大震災の教訓から、分譲マンションは何かあっても所有者の意見がまとまらないと建て替えもままならないのはリスクが高いと判断しました。

 娘たちはやがて成長すると家を出ることになると思いますが、それまでの家族の時間は取り返すことができませんからね。子供たちが巣立ったら家を売って住み替えるかも知れませんが、親としては子供たちが幸せな家庭の記憶を持って立派に巣立つことが最大の願いですからね。

 それよりも、一番は、私にとって広い家の居心地がいいこと。
 やっぱり札幌に帰ってきてこの家にいる時間が長くなることが一番嬉しい!

  

Posted by ジアス at 21:58Comments(0)北海道への移住情報

2009年04月09日

【移住記05】オススメは車庫が部屋の下にある物件

 最近2台目のクルマを買いました。
 私が急に札幌に戻ることになり、必要に迫られて探したのですが、あんまりお金も無いので中古の軽です(^^;;

 というか、このクルマ社会の北海道でよく今まで1台で頑張ってきたと言えるかも知れません。札幌の都心部なら必要ない生活も送れそうですが、郊外のわが家では買い物やちょっとした用事にもクルマがないと不便です。

 私たちは移住前はクルマ無しの生活をしていました。なんと言っても首都圏は駐車場が高いので、週末しかクルマに乗る可能性のない生活では全然ペイしませんからね。
 でも、札幌への移住直後にはすぐにクルマを買いました。その時も中古車でしたね(笑)。

 東京と違って、札幌郊外のわが家の近所では、アパートでも1部屋に1台分の無料駐車スペースがあるのが普通です。それも普通に外に駐車スペースがある物件だと冬場は雪が積もり、毎朝雪に埋もれたクルマを掘り出してから出勤することになります。そこで私たちは部屋の下に車庫がある物件を選びました。つまり、東京風に言えば、1階がシャッター付きの車庫で、2階と3階が部屋という物件なのですが、それをこちらでは「2階建て」と表現します。例えばこの写真のような感じの建物です。

 車庫の奥には物置スペースもあり、部屋が広くなった以上にありがたかったですね。
 そこまでスペースがあることに、東京から引っ越した当初はそれだけで十分感動していました。
 「いずれは一戸建て!」というのが目標の私たちでしたが、北海道に住んで最初の数年は実際に暮らしてみてこちらの事情を体験してから考えようと思ったのです。
 特に、ほとんど雪が降らない土地で生まれ育った私たちは、雪が積もる長い冬を実際に過ごしてみないと心配でしたから。

 実際に過ごしてみると、いろんな発見があり、その経験を生かして5年後に私たちは念願の一軒家を建てることになります。
 そこに至る話はまた明日以降のお楽しみということで!
  

Posted by ジアス at 21:45Comments(0)北海道への移住情報

2009年04月02日

【移住記04】年収は下がっても生活の質が向上し満足!

 東京に比べて、地方の給与水準は低いです。
 例えば厚生労働省の2008年度の賃金構造基本統計調査の都道府県別データを見ても、残業代などを除く所定内給与の平均額が東京都は36万6300円に対し、北海道は27万3500円と東京の3/4なんですね。

 ですから地方へ転職すると、よほどのことがなければ年収が下がるものです。逆に、東京並みの給与を求めると、そう簡単に就職口は見つかりません。
 私も札幌に就職を決めたとさらっと書きましたけど、実は年収100万円ダウンでした。
 でも、私はこのことを念頭において、最初から年収が下がるのは織り込み済みで考えていました。生活の質を上げるために生活の場所を移すのが目的ですから、収入は多少下がってもカバーできると考えていました。

 確かに年収は100万円ダウンでしたが、北海道引っ越し直前まで住んでいた、神奈川の最寄りのJRの駅まで徒歩10分の3DKの、日当たりの良くない賃貸マンションの家賃が12万円だったのに対し、札幌でやはり駅まで徒歩10分の屋根付き車庫・物置付きで部屋の広さも1.5倍で日当たり良好で、目の前に広い公園のある2LDKのアパートの家賃が7万円でした。つまり、家賃だけで年間60万円安くなっているのにそれまでより広くて快適な部屋に住めるようになったのです。さらに食べ物はおいしい魚や野菜が食べられるようになったので、家の広さと食べ物のうまさと環境の良さを考えると、家賃以外の部分で年間40万円の収入ダウンでも満足でした。

 ちなみに、3年後に私は転職前の年収を取り戻しました。
 そして、東京に住み続けては簡単には手に入れることのできない、子育てにベストの環境も手に入れたのです。それだけでも、北海道に来て良かったと思いましたね!

 (まだまだ続きます)
  

Posted by ジアス at 23:42Comments(0)北海道への移住情報

2009年03月28日

【移住記03】札幌に就職が決まる

 というわけで、移住に先立って私の仕事探しです。

 「失われた10年」の不景気状態の真っ只中でしたし、就職口の多い東京でなく、転居して知らない土地で新しい生活を始めるのですから、就職先は決めてからでないと移住しないというのが大前提でした。

 これも鶏と卵の関係で、「北海道に行きたい」が先にあれば、とりあえず北海道に来ちゃうという選択肢があったかも知れません。しかし、子供が産まれたばかりで妻子に余計な心配をかけさせるわけにはいかないと考えていましたからね。

 当時はまだインターネットで今のように求人情報を調べられる状態でなかったので、いわゆる「Uターン・Iターン」に関する就職情報誌を見たり、東京で行われていたセミナーに行ってみたり、基本的には紙媒体主体の情報収集をするしかありませんでした。

 私たちの移住先の条件は、
 「首都圏以外で一戸建てが現実的に買えそうな場所」
 「関西のしゃべり方が苦手だから関西は嫌」(by 嫁さん←おれ、関西人なんですけど.....って、私はふだん関西弁話さないですから)
 「名古屋はなんとなく苦手」(by おれ 今振り返ってみると深い理由なし。名古屋に行ったことがほとんどなく、単なる食わず嫌い。というか、どうせ東京を離れるなら北海道か九州ぐらい思いっきり離れたかったせいかも)

 というわけで、首都圏・京阪神・名古屋以外で探す、ということになりました。私の実家は大阪から2時間以上かかる、子供を育てるにはいいのどかな田舎ですが、田舎過ぎて私が探している職種の就職口は無さそうでしたし。

 その後、Uターンフェアに私の求める職種の求人を出していた札幌の会社に応募し、幸いにして受かったのです。最終面接で95年の12月に札幌に飛び、その会社の本社で社長と握手して就職口が決まりました。

 というわけですから、就職先が札幌に決まったことが、私たちが札幌に移住した最大の理由であって、その就職先が仙台なら仙台に行っていたし、福岡だったら今頃九州に住んでいたことでしょう。

 でも、こうやって札幌に来れたからこそ、今、札幌に来て良かったと言える幸せを得られました。そのことに感謝したいと思います。

 (続く)

  

Posted by ジアス at 23:25Comments(0)北海道への移住情報

2009年03月27日

【移住記02】しがらみを断ち切る

 さて、「東京脱出」が合い言葉になった私たちの移住計画ですが、これは特殊な例だと思います。普通は、仕事や家族のしがらみが立ちはだかって実行に移せないものだと思いますから。
 ところが、私たちの場合あまり障害にならなかったんです。

 私の仕事は当時少し行き詰まっていました。当時の私は「自分の仕事に対して責任感はあるけれど、会社の方針に疑問を感じる」状態だったので、同じ仕事をしながら会社を変えることを真剣に考えていましたから、その転職先を東京で探すか地方で探すかだけの話でした。

 また、家族の話ですが、最大の難関は嫁さんの親でした。
 私は関西出身ですが、人生の重要な選択肢はすべて事後承諾で親に認めさせてきたような親不孝な息子(^^;;だったので、自分の親のことは心配してなかったので(←少しは心配しろよ(^^;;)、嫁さんの親はむしろ私たちにも同居してもらいたいぐらいの勢いでしたから。

 実は私の嫁さんは東京出身で、私と結婚するまではずっと実家暮らしでした。といってもパラサイトしていたのではなく、逆に厳しい門限に反発して母親としょっちゅう衝突していたぐらいですから、「自分の親とは一緒に住みたくない」と、常々言ってました。私と結婚して家を出られることがとても嬉しくて、しばらく自由を謳歌していました。

 そんな中で、嫁さんの姉夫婦が事情があって実家に同居したいという話が浮上し、「どうせ家を建て替えるからあなたたちも戻ってきなさい。3世帯同居の家を建てるから。」という話が出たのです。
 それは私たちにとっては一大事でした。「それだけは何としても避けたい」ということで私たちの意見は一致し、それを断る既成事実(=東京脱出)を早く作るべきだということになったわけです(爆)。

 というわけで、私は東京以外の転職先を探し始めました。

#結果として、その後、私の親は弟夫婦と、嫁さんの親は義姉夫婦と同居し、私たちだけが遠く北海道で離れて暮らしています。

 (続く)  

Posted by ジアス at 22:50Comments(0)北海道への移住情報

2009年03月26日

【移住記01】北海道移住のきっかけ

 さて、24日の記事で予告したとおり、これからしばらく、私たちの北海道移住の顛末記を話すことにしますね。

 最初はまず、私たちの移住のきっかけは何だったか? ということからはじめますね。

 北海道に移住したいと思う人は、「北海道に行きたい!」というのが先にあるのが普通だと思いますが、私たちの場合そうじゃなかったのです(^^;;
 私たちは当時神奈川県在住で東京に通勤、結婚して3年が経過したところでした。それまでは共働きでしたが、長女が生まれて嫁さんが仕事を辞め、子育てに追われはじめている毎日でした。

 そんなある日、私たち夫婦の会話の中でふと出た言葉が「このまま東京で子供を育てる?」ということ。まだ娘は0歳で歩けるようにもなっておらず、外出時はおんぶひもやベビーカーで外出していました。買い物や通勤には便利な場所に住んでいましたが、子供をのびのび遊ばせる場所は近くになさそうでした。
 当時住んでいたのは6畳間が3部屋の3DKのマンションでしたし、子供は1人じゃなく2人欲しいと夫婦共に考えていましたから、子供が産まれたことをきっかけに引っ越すことを考え始めていました。

 「やっぱり子供はもっと広い場所でのびのび育てたいよね。」
 「そうだね。」
 「東京で引っ越したとしても、一戸建ては難しいと思うし、マンションだと大して広くならないよね。」
 「東京じゃなければ私たちでも一戸建てが買えると思うよ。」
 「やっぱりマンションじゃなくて一軒家がいいよね。」
 「私たちは何か東京に住み続けるメリットってあるかなあ。」
 「東京じゃなきゃ見られないコンサートや展覧会はあるけどね。」
 「でも結婚してからそういうの見に行ったっけ?」
 「行ってない。」
 「じゃあ私たちが東京にいるメリットってあんまりないんじゃない?」
 「かもなあ....。」
 「だとしたらどこか地方に移り住んで早く一軒家買って子供のびのび育てた方が幸せじゃない?」
 「真面目にそれ考えてみようか。」

 というような話がそもそものきっかけです。
 一度にこのような会話をしたのではなく、何度かこのような話題をするうちにこういう方向性が決まったのですけど、これでわかる通り、私たちの移住のきっかけは「北海道に行きたい!」ではなく、「東京を出たい!」から始まったのです。

 それがどうして行き先が札幌になったのか、続きは次回をお楽しみに~!
  

Posted by ジアス at 22:27Comments(0)北海道への移住情報

2009年03月24日

札幌移住は大正解だったと思います

 今は週に1~2日東京に行く以外は札幌で仕事しています。会社持ちで借りている東京の部屋はまだ引き払っていないのですが、単にホテル代わりにしてるだけ.....。必要な物を東京に行くたびに少しずつ札幌に運んでいます。
 と言っても、あまりモノに執着心のない私、東京の部屋にあるのは本と着替えぐらいなんですけど。

 急に札幌に戻ってくることになって思い出したのは、私たちが東京から札幌に移住した時のことです。私たちが札幌に移住してきたのはもう13年前になる1996年の夏でした。です。振り返ってみると拓銀が破綻する前年の話で、不景気のまっただ中でした。
 去年のリーマン破綻のあたりから、100年に一度の未曾有の不況なんて文字が新聞や雑誌を賑わしていますが、いま振り返ってみると、私たちが13年前に札幌に移住したのは大正解だったと思います。

 今、私たちは新たな試練に直面していますが、あのまま東京にいたら全く違う人生が展開していたと思うにも関わらず、今の人生を選んで良かったと自信を持って言い切れます。そして、それはきっと、東京にずっといてはわからない、北海道から見える違う価値観を持ったからだと思います。

 この1年半ほど、東京で単身赴任生活をしながら全国を飛び回る生活をしていましたが、その結果、東京も札幌も少し離れた視点から客観的に見ることができました。で、その結果思ったのは、「やっぱり住むには札幌が一番いい!」ということでした。
 私の場合大好きな家族が札幌にいるということも大きいのですが、そうでなくても、転勤で札幌に来た人たちが離れたくないという感想を持つことも多いらしいです。

 全国を飛び回ることもしばらくなくなりますし、このお店の話題を、しばらくは私たちの札幌移住体験を中心に話していくことにしたいと思います。
 本州から北海道に移住したい、と考えている人はきっとたくさんいらっしゃると思いますし、そんな人たちに「北海道の生活の良いところ」を伝えることができて、私の大好きな北海道をもっと良くしたいと思う人が増えると嬉しいと思いますから。  

Posted by ジアス at 22:08Comments(0)北海道への移住情報