2005年09月16日
魔女の宅急便〜大空への憧れ、そして働くということ
今日、TVで「魔女の宅急便」を放送していたので、思わず見てしまいました。
私は宮崎駿の作品が大好きで、ほとんどの作品を見ていますが、この作品は実は見落としていて、今朝新聞のTV欄で見つけて「今夜は見るぞ!」と嫁さんに言ったら、「以前の放送でVTR撮ってあるよ。」 えっ?.....
そんなことはともかく、彼が大空を飛ぶものに憧れているのは有名な話で、東京のジブリ博物館にある彼のスケッチや、イギリスの作家Roald Dahl(ロアルド・ダール)の"Going Solo"(単独飛行)の邦訳のあとがき(宮崎氏が書いています)、あるいは「風の谷のナウシカ(1984)」、「天空の城ラピュタ(1986)」、「となりのトトロ(1988)」、そしてこの作品(1989)をはさんで、「紅の豚(1992)」、そして去年の「ハウルの動く城」と並べてみると、いかに彼の作品に空飛ぶものが重要なテーマを占めているかがよくわかり、空への憧れを強く感じさせます。
魔女という、普通にはありえない存在が空を飛ぶ、というアニメならではの演出ですが、空から眺める街や森や海の風景は、宮崎アニメの精緻な絵で描かれると、ため息が出るくらい美しいですね。 続きを読む