2011年08月14日
ちっちの物語その23~影
お盆ですね。
もちろん、ちっちの初盆になるわけで、仏壇のまわりに盆提灯やお花やお供え物が増えて、少し賑やかになっています。
お盆は亡くなった人が家に帰ってくるのだと言いますが、私の気持ちの中では、いつもちっちはわが家にいると思っていますから。でも、お花やお供え物をいただいた皆さんが、ちっちのことを忘れないでいてくれているんだと思うと、本当に嬉しく感じます。
さて、話を去年の秋に戻します。
9月17日にCTを撮った後、2週間後の10月1日に定期検査でちっちと妻がB病院に行きました。主治医の先生からは、皮膚の症状や肝機能の数値はステロイドのせいか、よくなってきているというお話をされました。
そのあと、CTで撮った肝臓の画像を見ながら、慢性GVHDによる浮腫が見つかったが、これがステロイドの投与でどのくらい小さくなっているか詳しく確認するために、次週の8日に再度CTを撮りたいという話があり、了承したのでした。
ここで、ちっちが処置で少し席を外した時に、先生が妻にさっきと違うCTの画像を見せました。それは、造影剤に染まらない、直径1.5cmほどのグレーの円形のものが2ヶ所写ったものでした。1ヶ所はへその上あたり、もう1ヶ所はその画像だけではよく分かりませんでしたが、最初に発生した腹部の腫瘍の可能性が考えられるという話でした。
来週のCT検査の本当の目的は、こっちだったのです。
ちっちが処置を終えて戻ってきたので、その話はそこで打ち切りになりましたが、その夜、その話を不安そうに話す妻に対しては、大丈夫だと信じよう、という言葉しか出ませんでした。
もちろん、ちっちの初盆になるわけで、仏壇のまわりに盆提灯やお花やお供え物が増えて、少し賑やかになっています。
お盆は亡くなった人が家に帰ってくるのだと言いますが、私の気持ちの中では、いつもちっちはわが家にいると思っていますから。でも、お花やお供え物をいただいた皆さんが、ちっちのことを忘れないでいてくれているんだと思うと、本当に嬉しく感じます。
さて、話を去年の秋に戻します。
9月17日にCTを撮った後、2週間後の10月1日に定期検査でちっちと妻がB病院に行きました。主治医の先生からは、皮膚の症状や肝機能の数値はステロイドのせいか、よくなってきているというお話をされました。
そのあと、CTで撮った肝臓の画像を見ながら、慢性GVHDによる浮腫が見つかったが、これがステロイドの投与でどのくらい小さくなっているか詳しく確認するために、次週の8日に再度CTを撮りたいという話があり、了承したのでした。
ここで、ちっちが処置で少し席を外した時に、先生が妻にさっきと違うCTの画像を見せました。それは、造影剤に染まらない、直径1.5cmほどのグレーの円形のものが2ヶ所写ったものでした。1ヶ所はへその上あたり、もう1ヶ所はその画像だけではよく分かりませんでしたが、最初に発生した腹部の腫瘍の可能性が考えられるという話でした。
来週のCT検査の本当の目的は、こっちだったのです。
ちっちが処置を終えて戻ってきたので、その話はそこで打ち切りになりましたが、その夜、その話を不安そうに話す妻に対しては、大丈夫だと信じよう、という言葉しか出ませんでした。
ちっちの物語その55(最終回)~区切り
ちっちの物語その54~輝く雪
ちっちの物語その53~ちっちはこの小学校のこの学年を選んだ
ちっちの物語その52~紫色の袴
ちっちの物語その51~悲しい知らせ
ちっちの物語その50~帰宅
ちっちの物語その54~輝く雪
ちっちの物語その53~ちっちはこの小学校のこの学年を選んだ
ちっちの物語その52~紫色の袴
ちっちの物語その51~悲しい知らせ
ちっちの物語その50~帰宅
Posted by ジアス at 18:28│Comments(0)
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