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<<マスターのプロフィール>>

・ネットの世界ではジアスと名乗っています。
・生まれは関西。東京から札幌に移住し、東京単身赴任を経て札幌に舞い戻った40代の勤め人
・札幌の自宅に嫁さんと娘がふたり
・趣味は酒、読書、映画、旅。特に英語の本を原書で読むのが楽しみ。

<<このサイトは>>

 私が読んだ本、観た映画の個人的な感想を中心に、仕事や日々の生活で思ったことなどをつぶやくこともあるブログです。仕事から帰って、ゆっくりグラスを傾けながら書き込むつもりですので、お読みになるみなさんもぜひ一緒に飲んでいるような気持ちで、ゆったりとお話できれば幸いです。

<<このBARの名前について>>

 "Clock in a forest"は、「森の時計」という喫茶店の名前から拝借しています。「森の時計」は、2005年1月〜3月に、フジテレビ系で放映された倉本聰氏脚本のドラマ 「優しい時間」 の舞台となった喫茶店の名前です。その店には「森の時計はゆっくり時を刻む」という倉本氏自筆の額が飾られていました。
 今のビジネスや社会は、「時間」をどんどん速く刻むことが競争に勝つための必須条件であると思えるかのような、非常に息苦しい状態になっていると思います。そんな中で生活するみなさんが、ほっと一息つけるような、そんなサイトになるといいな、というのがマスターのささやかな願いです。
 ちなみに、喫茶店「森の時計」は、ロケに使われた状態のまま、新富良野プリンスホテルの敷地内で営業しています。
























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2005年09月16日

魔女の宅急便〜大空への憧れ、そして働くということ

魔女の宅急便.jpeg

 今日、TVで「魔女の宅急便」を放送していたので、思わず見てしまいました。
 私は宮崎駿の作品が大好きで、ほとんどの作品を見ていますが、この作品は実は見落としていて、今朝新聞のTV欄で見つけて「今夜は見るぞ!」と嫁さんに言ったら、「以前の放送でVTR撮ってあるよ。」 えっ?.....

 そんなことはともかく、彼が大空を飛ぶものに憧れているのは有名な話で、東京のジブリ博物館にある彼のスケッチや、イギリスの作家Roald Dahl(ロアルド・ダール)の"Going Solo"(単独飛行)の邦訳のあとがき(宮崎氏が書いています)、あるいは「風の谷のナウシカ(1984)」、「天空の城ラピュタ(1986)」、「となりのトトロ(1988)」、そしてこの作品(1989)をはさんで、「紅の豚(1992)」、そして去年の「ハウルの動く城」と並べてみると、いかに彼の作品に空飛ぶものが重要なテーマを占めているかがよくわかり、空への憧れを強く感じさせます。
 魔女という、普通にはありえない存在が空を飛ぶ、というアニメならではの演出ですが、空から眺める街や森や海の風景は、宮崎アニメの精緻な絵で描かれると、ため息が出るくらい美しいですね。
 さて、この映画は魔女界のしきたりに従って親元を離れ、修行の旅に出た13歳の少女キキが主人公です。全然知らない人たちが住む街に降りて、たまたま知り合ったパン屋のおかみさん(声が戸田恵子だとは全く気づかなかった(^^;;)の家に居候し、何の取り柄もない自分が、空を飛べる、という唯一の特技を生かして頼まれたモノを届ける仕事を始めていろんなことに出会う、という物語です。

 13歳の少女が一生懸命働く姿を描くことを通じて、彼女なりの一生懸命な姿、甘さ、まっすぐさが表現されていて、おとなの目から見ると仕事ってこんなに甘くないよ、ということは十分に感じるのですが、昨日の記事にも書いたとおり、娘を持つ父親の立場として言わせてもらうと、13歳の女の子を主人公にするならそこまで描く必要はないと思います。
 むしろ、13歳でも鳥や猫と話したり、パン屋の手伝いをすすんでする彼女の姿のほうが、今の多くの13歳に失われている姿を描き、多くの人に過去に経験したことを忘れずに次の世代に伝えろよ、というメッセージすら感じます。
 彼女が魔女であることは、空を飛べるという特技以外には意味がなく、そういう意味では等身大の女の子の姿が描かれている気がします。でも、私のようなおじさんが見ても、本来の仕事の喜びって、人が喜ぶ姿を見るのが一番の喜びだよな、って気がします。単純だけど、数字を追ってお金をもらうより、人の笑顔を見てお金をもらえれば嬉しいですよね。
 現実は厳しくて、変なお客も多くて、客商売ってストレスがたまる、というのが実際なんですけど、原点を忘れるな、という意味でちょっと勇気づけられた気がします。

 "おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。"

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原作 角野栄子さんの「魔女の宅急便」はこちら

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この記事へのコメント
お久しぶりです(^^)/
『魔女の宅急便』私も見ました! 宮崎作品良いですよね♪
甥がまだ小さい頃 このビデオを何度も見ては おばあさんが飛行船の事を「ただの風船」と言うフレーズで
「ただの風船だって〜!」っと大笑いしていたのを思い出します
少ししてその話をしたけれど 全然覚えてなくて...
いまだに何がツボだったのかは不明です(苦笑)
Posted by ゲスト at 2005年09月17日 23:40
 こんばんは〜。
 そっちはまだ暑いですか?
 私は宮崎アニメでいちばん好きなのは、「天空の城ラピュタ」ですね。でも、他の作品もそれに劣らず好きな作品が多いです。
 今日、子供たちを連れて、「チャーリーとチョコレート工場」見てきました♪。詳しくは別記事を立てるので、そっちを読んでね(^^)
Posted by ジアス at 2005年09月20日 00:39
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魔女の宅急便〜大空への憧れ、そして働くということ
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