2005年11月15日
「旭山動物園のつくり方」〜伝えるのは命
今夜のNHK「プロジェクトX」ご覧になりましたか?今回のテーマは旭山動物園でした。旭川市の郊外にある日本最北の動物園ですが、昨年夏から7・8月の入場者数が上野動物園を抜いて日本一になった話題の動物園です。
私がこの動物園を初めて訪れたのは昨年の夏、あざらし館がオープンした直後だったのですが、おとなの私と妻が思わず夢中になってしまうぐらい、すごい動物園でした。もちろん子供たちも夢中でした。札幌の円山動物園や小樽の水族館には子供たちの物心がついてから年に1回ぐらいのペースで訪れていたのですが、そんな私たちの常識を破る興奮がこの動物園には確かにあったのです。
私は今年も7月に旭山動物園に2度目に行きましたが、去年よりはるかに混んでいてびっくりしました。初めてこの動物園に行くと、頭上を泳ぐペンギンが見られる「ぺんぎん館」、頭上でひょうが昼寝をする「もうじゅう館」、目の前でしろくまがダイブする「しろくま館」、頭上14メートルで綱渡りをするオランウータンが見られる「おらんうーたん館」など、斬新な施設に目を奪われると思います。しかし、この動物園の神髄は、そこまで斬新な施設への莫大な建設資金を得られるまでの職員のみなさんの努力にあると思います。
今夜のプロジェクトXでもその点は触れられていましたが、ぜひ今夜の放送を見た方に読んでいただきたいのがこの本です。今日の放送に登場した小菅園長や板東副園長をはじめ、動物園を支えてきたいろんな方々のお話が読めて、この放送を見た方、そして旭山動物園を訪れたことのある方には非常に楽しめて、そして考えさせられる本だと思います。私自身、実は動物を含め生物一般は苦手で、子供たちを動物園に連れていっても満足に動物のことを教えられないのですが、旭山動物園の動物の展示の前にある手書きの説明を読むと、つい子供たちのそれをそのまま読んでしまいたくなるぐらい、愛情にあふれて、かつ面白いお話に感嘆します。それもこれも、動物たちを好きなゆえにこれだけお客を楽しませようとする、動物園のスタッフのみなさんの動物への愛情、動物たちを好きだからこそこの仕事に誇りを持ち、動物を愛する人たちがひとりでも増えてくれると嬉しい、という使命感を持って仕事をしているんだな、という気持ちに胸が熱くなりました。
ちなみにこの本、動物園に住む動物の写真も非常にきれいで表情豊かで、それを見るだけでも十分価値があります。
この冬もどうにかして、ぺんぎんの散歩を子供たちに見せたい、そう思っています。実現したら、またこのブログで報告しますね♪
この本の情報をamazonで参照する
今夜のプロジェクトXでもその点は触れられていましたが、ぜひ今夜の放送を見た方に読んでいただきたいのがこの本です。今日の放送に登場した小菅園長や板東副園長をはじめ、動物園を支えてきたいろんな方々のお話が読めて、この放送を見た方、そして旭山動物園を訪れたことのある方には非常に楽しめて、そして考えさせられる本だと思います。私自身、実は動物を含め生物一般は苦手で、子供たちを動物園に連れていっても満足に動物のことを教えられないのですが、旭山動物園の動物の展示の前にある手書きの説明を読むと、つい子供たちのそれをそのまま読んでしまいたくなるぐらい、愛情にあふれて、かつ面白いお話に感嘆します。それもこれも、動物たちを好きなゆえにこれだけお客を楽しませようとする、動物園のスタッフのみなさんの動物への愛情、動物たちを好きだからこそこの仕事に誇りを持ち、動物を愛する人たちがひとりでも増えてくれると嬉しい、という使命感を持って仕事をしているんだな、という気持ちに胸が熱くなりました。
ちなみにこの本、動物園に住む動物の写真も非常にきれいで表情豊かで、それを見るだけでも十分価値があります。
この冬もどうにかして、ぺんぎんの散歩を子供たちに見せたい、そう思っています。実現したら、またこのブログで報告しますね♪
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Posted by ジアス at 23:59│Comments(0)
│和書/ノンフィクション