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<<マスターのプロフィール>>

・ネットの世界ではジアスと名乗っています。
・生まれは関西。東京から札幌に移住し、東京単身赴任を経て札幌に舞い戻った40代の勤め人
・札幌の自宅に嫁さんと娘がふたり
・趣味は酒、読書、映画、旅。特に英語の本を原書で読むのが楽しみ。

<<このサイトは>>

 私が読んだ本、観た映画の個人的な感想を中心に、仕事や日々の生活で思ったことなどをつぶやくこともあるブログです。仕事から帰って、ゆっくりグラスを傾けながら書き込むつもりですので、お読みになるみなさんもぜひ一緒に飲んでいるような気持ちで、ゆったりとお話できれば幸いです。

<<このBARの名前について>>

 "Clock in a forest"は、「森の時計」という喫茶店の名前から拝借しています。「森の時計」は、2005年1月〜3月に、フジテレビ系で放映された倉本聰氏脚本のドラマ 「優しい時間」 の舞台となった喫茶店の名前です。その店には「森の時計はゆっくり時を刻む」という倉本氏自筆の額が飾られていました。
 今のビジネスや社会は、「時間」をどんどん速く刻むことが競争に勝つための必須条件であると思えるかのような、非常に息苦しい状態になっていると思います。そんな中で生活するみなさんが、ほっと一息つけるような、そんなサイトになるといいな、というのがマスターのささやかな願いです。
 ちなみに、喫茶店「森の時計」は、ロケに使われた状態のまま、新富良野プリンスホテルの敷地内で営業しています。
























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2006年01月08日

「野ブタ。をプロデュース」〜プロデュースという才能

野ブタ。をプロデュース.jpg

 昨年10月〜12月に日本テレビ系で亀梨和也と山下智久が主演だったドラマの原作なので、まだみなさん記憶に新しいでしょう。主題歌が彼らの修二と彰という役名で歌う「青春アミーゴ」も流行りましたね。うちの嫁さんと娘たちが毎週楽しみに見ていて、ちょうどその時間に私も帰ってきて食事することが多かったので、ドラマの内容もだいたい知っていました。
 プロデュースされる「野ブタ」はドラマでは堀北真希が演じる女の子でしたが、実は原作ではデブの男の子です。本名が小谷信太(しんた)だから「野ブタ」。ドラマは原作を下敷きに話をふくらませてヒットにつながったようです。

 この本はほぼ、「野ブタ」をプロデュースする主人公の桐谷修二の視点からの1人語りで語られています。当然ながら野ブタが男なら恋愛関係の話が出ることもなく、修二と野ブタとマリ子のほぼ3人だけを軸に(ちなみに彰も原作には登場しない)話はテンポよく展開していきます。彼にとって、毎日学校に通う「桐谷修二」というキャラクターも着ぐるみショーを演じる役者で、それをプロデュースするプロデューサーとしての彼自身の語り口になっています。
 思えば、この歳になると自分も職場では、自分でバリバリ仕事をするより、他人の力を使ったり上手く引き出したりしながら仕事を進めることを考える立場に立たされています。そういう意味では、いろんな価値観、人生観を持った人たちとたまたま同じ職場で働く以上、その人たちをうまく動かすことを考える時に、「プロデュース」という考え方って面白いかも、ということを考えながら読んでいました。この本に登場する人物は高校生で、たわいもない日常の会話は「そういえばこんなこと毎日やってた頃があったな〜」と懐かしんでしまうぐらい遠い昔なのにね。

 ま、原作の桐谷修二くんは、「プロデュース」の結果が思わぬ方向に向かってしまうのですが、大なり小なり仮面をかぶって、上司として自分を「プロデュース」し、上手く部下を「プロデュース」するプロデューサーの視点で考えると仕事にも生きるかな、というちょっと変わった読み方をしてしまった気がします。

 私の人付き合いって、「来る者は拒まず、去る者は追わず」的なところがあって、実はあんまり普段からウラオモテを使い分けていないので(^^;; でもそれって、本当に周囲に気を使っている人から見ると、単なる怠慢に見えるのかなあ。
 こんな性格だから、あんまり出世しないのかも(自爆)。

 やっぱり、BARのマスターとしてここでのんびりやりますか(笑)。
こんなやつでよければ、これからも一杯やりに来てください。

「野ブタ。をプロデュース」の情報をamazonで参照する

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