2006年01月08日
「野ブタ。をプロデュース」〜プロデュースという才能
昨年10月〜12月に日本テレビ系で亀梨和也と山下智久が主演だったドラマの原作なので、まだみなさん記憶に新しいでしょう。主題歌が彼らの修二と彰という役名で歌う「青春アミーゴ」も流行りましたね。うちの嫁さんと娘たちが毎週楽しみに見ていて、ちょうどその時間に私も帰ってきて食事することが多かったので、ドラマの内容もだいたい知っていました。
プロデュースされる「野ブタ」はドラマでは堀北真希が演じる女の子でしたが、実は原作ではデブの男の子です。本名が小谷信太(しんた)だから「野ブタ」。ドラマは原作を下敷きに話をふくらませてヒットにつながったようです。
この本はほぼ、「野ブタ」をプロデュースする主人公の桐谷修二の視点からの1人語りで語られています。当然ながら野ブタが男なら恋愛関係の話が出ることもなく、修二と野ブタとマリ子のほぼ3人だけを軸に(ちなみに彰も原作には登場しない)話はテンポよく展開していきます。彼にとって、毎日学校に通う「桐谷修二」というキャラクターも着ぐるみショーを演じる役者で、それをプロデュースするプロデューサーとしての彼自身の語り口になっています。
思えば、この歳になると自分も職場では、自分でバリバリ仕事をするより、他人の力を使ったり上手く引き出したりしながら仕事を進めることを考える立場に立たされています。そういう意味では、いろんな価値観、人生観を持った人たちとたまたま同じ職場で働く以上、その人たちをうまく動かすことを考える時に、「プロデュース」という考え方って面白いかも、ということを考えながら読んでいました。この本に登場する人物は高校生で、たわいもない日常の会話は「そういえばこんなこと毎日やってた頃があったな〜」と懐かしんでしまうぐらい遠い昔なのにね。
ま、原作の桐谷修二くんは、「プロデュース」の結果が思わぬ方向に向かってしまうのですが、大なり小なり仮面をかぶって、上司として自分を「プロデュース」し、上手く部下を「プロデュース」するプロデューサーの視点で考えると仕事にも生きるかな、というちょっと変わった読み方をしてしまった気がします。
私の人付き合いって、「来る者は拒まず、去る者は追わず」的なところがあって、実はあんまり普段からウラオモテを使い分けていないので(^^;; でもそれって、本当に周囲に気を使っている人から見ると、単なる怠慢に見えるのかなあ。
こんな性格だから、あんまり出世しないのかも(自爆)。
やっぱり、BARのマスターとしてここでのんびりやりますか(笑)。
こんなやつでよければ、これからも一杯やりに来てください。
「野ブタ。をプロデュース」の情報をamazonで参照する
ま、原作の桐谷修二くんは、「プロデュース」の結果が思わぬ方向に向かってしまうのですが、大なり小なり仮面をかぶって、上司として自分を「プロデュース」し、上手く部下を「プロデュース」するプロデューサーの視点で考えると仕事にも生きるかな、というちょっと変わった読み方をしてしまった気がします。
私の人付き合いって、「来る者は拒まず、去る者は追わず」的なところがあって、実はあんまり普段からウラオモテを使い分けていないので(^^;; でもそれって、本当に周囲に気を使っている人から見ると、単なる怠慢に見えるのかなあ。
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泣きました
ウミガメのスープ~水平思考推理ゲーム
「木村剛の親子で学ぶおカネの話」
「DEATH NOTE」~神の領域と人の領域
「D.Gray-man」~娘たち熱中してます
「ハガネの女」~この親にしてこの子あり
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Posted by ジアス at 23:59│Comments(0)
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