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<<マスターのプロフィール>>

・ネットの世界ではジアスと名乗っています。
・生まれは関西。東京から札幌に移住し、東京単身赴任を経て札幌に舞い戻った40代の勤め人
・札幌の自宅に嫁さんと娘がふたり
・趣味は酒、読書、映画、旅。特に英語の本を原書で読むのが楽しみ。

<<このサイトは>>

 私が読んだ本、観た映画の個人的な感想を中心に、仕事や日々の生活で思ったことなどをつぶやくこともあるブログです。仕事から帰って、ゆっくりグラスを傾けながら書き込むつもりですので、お読みになるみなさんもぜひ一緒に飲んでいるような気持ちで、ゆったりとお話できれば幸いです。

<<このBARの名前について>>

 "Clock in a forest"は、「森の時計」という喫茶店の名前から拝借しています。「森の時計」は、2005年1月〜3月に、フジテレビ系で放映された倉本聰氏脚本のドラマ 「優しい時間」 の舞台となった喫茶店の名前です。その店には「森の時計はゆっくり時を刻む」という倉本氏自筆の額が飾られていました。
 今のビジネスや社会は、「時間」をどんどん速く刻むことが競争に勝つための必須条件であると思えるかのような、非常に息苦しい状態になっていると思います。そんな中で生活するみなさんが、ほっと一息つけるような、そんなサイトになるといいな、というのがマスターのささやかな願いです。
 ちなみに、喫茶店「森の時計」は、ロケに使われた状態のまま、新富良野プリンスホテルの敷地内で営業しています。
























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2008年06月29日

父親と母親の子供に対する影響力の相対的な比率

...って考えたことありますか?

 統計的な数字があるわけではないので、自分の経験からくる個人的な感覚だということは最初にお断りしておきますが、子供が生まれた瞬間は母親が100%に対し、父親がゼロだと思います。
 「子供が産まれた」という知らせを聞いて病院に駆けつけたが、最初に自分の子供を見て思ったことは「この子が自分の子供なのか」という感想だった、ということを男親から聞くことがあります。私の場合長女の時は出産の瞬間に立ち会うことができたので、自分の子供だという実感はありましたが、それって実は父親の自己満足に過ぎません。なぜなら、子供の側から考えると、生まれた直後の赤ちゃんは母乳、あるいは母親に抱かれるというスキンシップを通して自分の母親を認識しますが、生まれた直後に1~2度抱いた父親と、自分を取り上げてくれた医師や助産師との違いをどうやって認識できるのでしょう?それは自分の体の中で子供を育んできた女性と男性の生物学的な違いを冷静に受け止めるべきです。

 子供が父親をはじめて認識するのは、退院して家に帰ってきて、母親以外に抱っこしてくれたり、なんだかいつも聞こえる声がする、というところが出発点かと思います。ここが子供にとってゼロから0.何パーセントになる父親の出発点(笑)。
 子供が小さい頃は、やはり子供は普通は父親より母親を求めます。接触している時間も父親より母親の方が普通は長いし、母親にはおっぱいだったり、抱っこしてくれる温かさがありますからね。

 で、いきなり話が飛びますが、私の人生の夢のひとつは「娘の結婚式で思いっきり泣くこと」。この時点で子供に対しての父親:母親の影響力の割合が50:50になれば私の理想です。つまり、ある意味私の子育ての最終ゴールはそこにあります。私の子供に対する教育方針を一言で言うと、「子供は母親の胸を見て育ち、父親の背中を見て育つ」ですかね。つまり、子供が自立するにあたって最も重要なことは、自分を無条件に愛してくれる人がいる、という母親的(あえて「的」とつけます。なぜなら片親ならば両方の役割が必要だし、男女が性別に縛られず逆転するのも今の世の中ではありだと思うからです)な温かさと、どうやって自分の知らない外の社会と向き合っていけばいいか考える、という父親的な厳しさが必要だと思うからです。
 最終的な父親の着地点が50%になればいい、というのは私の勝手な願望であって、それが40%でもかなりの成功だと思いますが、娘が次の世代を育むことを考えると50%を超えるべきではないと思うし(爆)、かといって1割や2割では寂しすぎますよね(笑)。下手したら世の中にはマイナスに転落しちゃう父親もいると思いますが......

 でも、ここで重要なことがひとつ。長い子育ての期間を通して、影響力が半分以下でいいならやはり子育ては父親じゃなく母親が主の仕事、と短絡的に考えてほしくありません。父親にとって重要なことは、このような影響力の比率になることを見越して、母親が十分な影響力を与えられる環境を母親と子供の間に作ってあげることです。上司がチームの業績を上げるために部下が働きやすい環境を作るために、家庭の社長(25日の記事を読んでね)にとって一番大事なことだと思います。子供への影響力が相対的に小さくても、その分母親(つまり自分の嫁さん)に対して十分なエネルギーを割くことが父親の重要な役割になります。それは金銭的なこともあり、環境的なこともあり、広い意味では今のはやり言葉の「ワークライフバランス」ということでしょうか。
 ゼロから出発して子供の成長にしたがって自分の存在感を、自分の想いをどうやって子供に感じてもらうか、それが父親の子育ての醍醐味なんじゃないかなあ。

 というようなことを、梅雨空の雨が降る東京で、ごろごろ本を読みながらつれづれなるままに考えていましたとさ。
 こんなことを考えるきっかけになったお勧め本はあるのですが、それはまた明日以降にでも。

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Posted by ジアス at 21:55│Comments(0)子育て
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